「認識甘かった」校長謝罪 神戸市立小教諭いじめ
「認識甘かった」校長謝罪 神戸市立小教諭いじめ
涙をぬぐう東須磨小学校の仁王美貴校長(右)=神戸市役所(撮影・南雲都)【拡大】 神戸市立東須磨小の教諭4人が同僚の教員4人をいじめていた問題で、仁王美貴校長が9日、記者会見し「心からおわびする。ハラスメントへの認識が甘かった」と謝罪した。「(加害者が)『反抗しまくって学級つぶしたれ』と子どもに言っていた」と被害者が訴えていることも明らかにした。加害者側は発言を否定しているという。 仁王校長は「信頼していた担任らの許されない行為を知った子どもたちの心の傷は計り知れない」とも述べた。 同市教育委員会によると、昨年以降、20代男性教諭が暴言や暴行を受けたことが確認され「激辛カレーを食べさせられた」との訴えもあった。他に20代の教員3人が暴言やセクハラを受けた。 今年6月に見かねた別の教員が学校に報告し、仁王校長も20代男性教諭が尻をたたかれてみみず腫れができたことを把握。だが、市教委にはいじめの詳細を伝えなかった。市教委は9月に男性教諭の家族の訴えでいじめを確認したとしている。
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