放送プロデューサーでタレント、デーブ・スペクターが21日放送のTBS系「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。東京五輪・パラリンピック開催に向けた一連の騒動に持論を展開した。
東京五輪・パラリンピック組織委員会は18日、理事会などを開き、橋本聖子前五輪相(56)を新会長に選出。森喜朗前会長(83)が女性蔑視と取れる発言で辞任に追い込まれ、東京五輪への不信感が渦巻く中、スポーツと政治の両面で経験豊富な女性リーダーが重責を担う。五輪相は自民党の丸川珠代参院議員(50)が務める。
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番組では小池百合子東京都知事(68)を含め、女性トップ3人を中心に東京五輪立て直しへ動き出したことを取り上げた。コメントを求められたデーブは「予想がつく人選だったと思う。もちろん適任だったし、経験豊富でいいのですが」と前置きしつつ、「もはや東京オリンピックではなく、『自民党オリンピック』になっている」と揶揄。続けて「ひとつには委員会とかJOCが東京にあるから、何もかも東京なんですね。なのに小池さんははじき出されているわけです。アメリカのオリンピックはニューヨークかワシントンにあると思ったら、委員会は普段行かないコロラド州にあるんです。“政治色”なんて一切ない。政権がなんだろうと関係ない」と米国の例を出して説明。「今の日本はこういう話題ばっかりで、ドタバタやっていて。ところが肝心のアスリートの話はいつやっているの?」と疑問を呈した。
さらに「盛り上げる熱意がない」とキッパリ。「普通だったら『開催しようよ!』って動きがあってもいいのに…。こればっかりやっている。シラけてしまっている。ただでさえオリンピックの必然性が疑われてますからね。ちょっと下手だなと思う」との考えを示した。