加藤勝信官房長官は22日の記者会見で、総務省総務審議官当時に菅義偉首相長男と会食した山田真貴子・内閣広報官らの接待問題に関し「この事実を見て今回は国家公務員倫理法に違反することになると思う」と語った。山田氏は総務省を退職し、特別職の国家公務員のため国家公務員倫理法の処分対象ではないが、1人当たり7万円超の接待を受けていた。
加藤氏は総務省幹部の処分を踏まえて別途対応するとした。
総務省によると、総務審議官だった山田氏は2019年11月6日夜、東京・虎ノ門で首相の長男をはじめ、長男が勤務する放送事業会社の社長ら4人と会食した。1人当たりの飲食単価は約7万4000円だった。山田氏は「放送業界全体の実情に関する話はあったかもしれない。グループ会社の話題が出たかもしれない。しかし、行政をゆがめるような不適切な働き掛けはなかった」と話しているという。
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