スズキは24日、鈴木修会長(91)が6月開催の定時株主総会で退任すると発表した。取締役からも退き相談役となる。1978年の社長就任以降、40年以上経営トップを務め、インド進出やトヨタ自動車との資本提携などを推進。スズキを世界的な自動車メーカーに成長させた。
修氏はオンラインによる記者会見で、自身の退任理由について、昨年3月に創立100周年を迎えたのを機に「中期経営計画の着実な実行を推進するため、後進に道を譲ることを決めた」と説明した。
退任を発表したスズキの鈴木修会長の記者会見での主なやりとりは次の通り。
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「中期経営計画の着実な実行を推進するため、後進に道を譲ることを決めた」
「(昨年迎えた)創立100周年を超えたので決意した」
-40年間で印象に残っていることは。
「たくさんの思い出があり、一つ取り上げられない。多々あって一概に言えない」
-先見の明でインド市場を開いた。後進へのアドバイスは。
「先見の明はない。行き当たりばったりでインドが見えて、上陸したらスムーズにいった。歩け歩け、行動力を持って発見しなさい(と言いたい)」
-なぜ長く続けられたのか。
「生きがいは仕事。人間、仕事を放棄したら死んでしまう。挑戦することは人生だ。皆さんも仕事をし続けてください」
-健康に不安があるのか。
「昨年47回ゴルフをやってぴんぴんしているので、ご安心ください」