のん「心は共にある」　復興へ、岩手と東京で合唱

　東日本大震災から１０年となるのを前に東北のさらなる復興を応援しようと、岩手県三陸沿岸の被災地を舞台にしたＮＨＫの連続テレビ小説「あまちゃん」に主演した俳優、のん（能年玲奈から改名）が、同県の釜石市民らと生中継で合唱するコンサートが２７日、オンラインで開かれた。
　のんは「東北は第二の故郷。復興１０年、心は共にあります」とエールを送り、元気な歌声やダンスで盛り上げた。
　伝統芸能の継承などを支援するため同県などでつくる「幸せ出ずる国いわて実行委員会」が主催し、東京と釜石市の２会場を結んだ。釜石会場での伝統芸能「虎舞」の演舞で幕開け。東京会場で、のんは「あまちゃん」メンバーの俳優、尾美としのり、片桐はいり、音楽家大友良英さんらと大友さんの曲などを歌った。終盤は釜石の高校生らと一緒に、のんが岩手県の被災地の人々を思いながら作詞作曲したという「この街は」などを合唱した。

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　映像は３月１１日まで有料配信を予定。