JR、台風で広範囲に交通ストップ 新幹線東京-名古屋が運休
JR、台風で広範囲に交通ストップ 新幹線東京-名古屋が運休
台風19号の接近に伴う計画運休を知らせるJR東京駅構内の電光掲示板=11日午前【拡大】 JR各社は11日、台風19号の影響で実施する計画運休の詳しい範囲や時間帯を発表した。12日は広範囲に各地の交通機関がストップすることになる。 各社によると、東海道新幹線は東京-名古屋間で始発から終日、運転を取りやめ、名古屋-新大阪間は上下計6本のみ運行となる。山陽新幹線は新大阪-岡山間が午前中で運転を打ち切り、ほかの区間も大幅に本数を減らす。東北や北陸(東京-長野間)などJR東日本の各新幹線と、首都圏の在来線は午前9時から午後1時ごろにかけて順次運転を取りやめる。 首都圏在来線やJR東日本の各新幹線は13日も昼ごろまで運転を見合わせる予定。台風の被害によっては、見合わせが長期化する恐れがある。 空の便は全日空が羽田、成田両空港を発着する国内線全便、国際線も早朝や深夜の便を除いて大半を欠航させることを決めた。日航は羽田、成田両空港の大半で欠航する。 JR東日本は10日午前、首都圏在来線や新幹線で大規模な計画運休の可能性があると公表した。これまでは気象予報の精度を踏まえ、運休実施の前日までの告知が限界だとしていたが、台風の勢力が強く、3連休であることを念頭に、初めて実施48時間前の告知に踏み切った。 国土交通省は48時間前に実施の可能性、24時間前に詳しい計画を示すのをモデルケースとしており、今回、各社の対応はこれに沿った形だ。
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