音楽院の教授を務める世界的バイオリニストの堀米ゆず子さんらは慈善公演「FUKKO(復興)」を毎年3月に開催してきたが、10回目となる今年は新型コロナウイルス禍で延期。その代わりに堀米さんの教え子9人が無観客の音楽院ホールで思いを込め、1人1~2曲演奏した。
バッハのソナタを弾いたポルトガルの女性ジョアナ・メンドーサさん(21)は「今年は例年の公演ができず悲しいが(被災地に)大きな声援を送りたい」と話した。
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堀米さんは、毎年の公演は「東北に心を寄せる日」としてブリュッセルの3月の行事になりつつあっただけに延期は残念だとし、10回目は必ず行うと強調。「大変な10年だったと思う」とも述べ、被災地を思いやった。(共同)