登山家の野口健氏(47)が10日、ツイッターを更新。東京五輪・パラリンピックの今夏開催に「疑う理由はない」と発言したことに首をひねった。
IOCはこの日、新型コロナウイルスの影響で今夏に1年延期となった東京大会や五輪改革が主要テーマとなる3日間の総会の審議を開始し、バッハ会長は冒頭のあいさつで「現時点で東京五輪の開会式が7月23日に行われることを疑う理由はない。五輪が開催されるかではなく、どう開催するかが問題だ」と述べた。
野口氏は、同会長の発言を伝えた記事を引用し「だとすれば僕はよほど疑い深い性格なのかもしれない。何故ならばこの状況下において『疑いなし!』と断言できる程の自信は僕にはない」とツイート。同会長らの“自信”について「根拠あってのものか、それとも単なる遠吠えなのか。リーダーの発する言葉が、希望的観測に偏れば盲目的な状況に陥りやすい」と警鐘を鳴らした。
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続く投稿でも「彼らの自信を見せつけられる度に、実は水面下に於いて、一気に局面を打開させるべく『回転』のような秘密兵器の開発が急ピッチで進められているのかもしれないとさえ感じてしまう」と私見を記し、最後は「それ程に彼らの『自信』は僕には理解できず不思議なり」と結んだ。