宇宙航空研究開発機構(JAXA)と相模原市は12日、小惑星探査機「はやぶさ2」が昨年12月に地球に送り届けたカプセルを相模原市立博物館で初めて公開した。16日まで、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、事前の申し込みで当選した人が対象。
小惑星りゅうぐうの砂を、大気圏突入時の高熱から守って黒焦げになった「ヒートシールド」も間近で見られるほか、着陸時の衝撃を抑えるパラシュートや「インスツルメントモジュール」と呼ばれるカプセル本体部分も公開。計画責任者の津田雄一JAXA教授は、展示ケースの前で「カプセルを公開できて感慨深い。宇宙を飛行した現物の迫力を味わってもらいたい」と話した。
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はやぶさ2は当初目標の0・1グラムを大幅に上回る、5・4グラム以上の小惑星の砂を持ち帰ることに成功。JAXAが分析を進めている。