12日正午すぎ、「踊り子」の最後の下り列車として走る185系が東京駅を発車。ホームの電光掲示板には「お疲れさま185系、そしてありがとう」とのメッセージが流れた。同じ車両が午後5時50分ごろ、上り列車として東京駅に帰還。ホームはカメラを構えた大勢のファンであふれ、回送になってホームを走り去る際には手を振って別れを惜しむ人もいた。
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鉄道博物館(さいたま市)によると、185系は旧国鉄時代の1981年に運行を始めた。特急だけでなく普通列車としても使う前提で設計。廃止された夜行列車「ムーンライトながら」(東京-岐阜・大垣)やスキー列車「シュプール号」などに活用され、踊り子や通勤列車「湘南ライナー」としても走ってきた。
JR東日本は、13日のダイヤ改正後は臨時列車として走らせる予定。