デビューから四半世紀、誰１人メンバーが欠けることなく活動し、６人中４人が既婚者で女優の妻を持つという、ジャニーズアイドルとして独自の道を切り開いたＶ６。個々ではミュージカル、グルメ、司会、手話、舞台、映画と“六人六色”の得意分野を持つ。グループ活動を経た今後は個性により磨きをかけ、飛躍しそうだ。
６人のメンバー全員が４０代を迎え、大人のアイドルグループとして活躍するＶ６。円熟味が増していた中、それぞれの道を歩むことになった。
最年長でリーダーの坂本昌行（４９）は卓越した歌やダンスを武器に舞台で活躍。「ＺＯＲＲＯ ＴＨＥ ＭＵＳＩＣＡＬ」など多くのミュージカルに主演し、２１日まで主演舞台「Ｏｓｌｏ（オスロ）」が上演中。フジテレビ系「ノンストップ！」で金曜の料理コーナーも担当し、これらを軸に活躍しそうだ。
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食通の長野博（４８）は野菜ソムリエの資格や調理師免許を持ち、レシピ本などを出版。モータースポーツにも造詣が深い。俳優のほか、特技をいかした活動に力を注いでいくとみられる。
Ｖ６ではトークを回し、バラエティーなどのＭＣに引っ張りだこの井ノ原快彦（４４）はテレビ東京系「出没！アド街ック天国」の司会を務めて約６年。４月７日にはテレビ朝日系主演ドラマ「特捜９」の新シリーズもスタートする。
解散と同時にジャニーズ事務所を退所する森田剛（４２）は故蜷川幸雄さん、宮本亞門氏（６３）ら大御所演出家からも実力を認められ、２０１１年に米ニューヨークで上演された「金閣寺」が評判に。今後は俳優に本腰を入れていく。
三宅健（４１）は年齢を感じさせない若々しさから“奇跡の４１歳”とも呼ばれ、美容雑誌に連載。特技の手話をいかしてＮＨＫ Ｅテレ「みんなの手話」のナビゲーターも務めている。俳優としては、１９年に市川海老蔵（４３）の「六本木歌舞伎」、２１日まで上演中の市川猿之助（４５）の主演舞台「藪原検校」に出演し、歌舞伎役者からも一目置かれている。また、森田とはジャニーズＪｒ．時代から「剛健コンビ」と呼ばれて人気を集めたが、たもとを分かつことになった。
最年少の岡田准一（４０）は俳優としてＮＨＫ大河ドラマ「軍師官兵衛」や映画「永遠の０」などの代表作を持つ。６月１８日に「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」、１０月に「燃えよ剣」と主演映画の公開が立て続けに控えている。