パリのルーブル美術館は26日、所蔵する全作品の画像や制作に関するデータなどを無料で公開する新たなウェブサイトを設けたと発表した。全作品の約4分の3に当たる約48万2000点が公開されており、数年以内に網羅するよう目指す。
ルーブル美術館は新たなサイトができるまで、レオナルド・ダビンチの「モナリザ」など館内に展示されている作品約3万点を集めたデータベースを公開していた。収蔵庫や付属のドラクロワ美術館などを含めた全作品を対象とするのは初めて。所蔵作品のウェブ公開は世界各地の美術館で進んでいる。
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ジャンリュック・マルティネズ館長はオンライン記者会見で、新型コロナウイルスの流行で閉館を強いられている状況を踏まえ「長年準備してきた計画が良い時に実現した。一般市民から研究者まで全員に役立つことが目的だ」と述べた。
作品画像のダウンロードが可能で、学術目的や個人の会員制交流サイト(SNS)掲載などに無料で使用できる。サイトのアドレスはhttps://collections.louvre.fr/