ダイオウグソクムシが脱皮 世界で5例目 三重・鳥羽水族館
ダイオウグソクムシが脱皮 世界で5例目 三重・鳥羽水族館
体の後ろ部分が脱皮したダイオウグソクムシの雄「No.23」。左は殻=三重県鳥羽市の鳥羽水族館(同館提供)【拡大】 三重県鳥羽市の鳥羽水族館は13日、飼育中の深海生物「ダイオウグソクムシ」が脱皮したと発表した。同館によると、脱皮を確認したのは世界5例目で、うち同館での確認が今回を含めて3例。脱皮は体の後ろ部分で、前方の脱皮がいつになるかは不明という。 ダイオウグソクムシはダンゴムシの仲間で海底に沈んだ動物や魚の死骸を食べることから「深海の掃除屋」とも呼ばれる。体の後半部から脱皮する習性が知られているが、過去4例はいずれも前半部を脱皮する前に死んでおり、同館は「前半の脱皮にも無事成功してほしい」としている。 脱皮したのは、メキシコ湾で採取され、2014年から飼育する雄の「No.23」(体長約31センチ、体重約1キロ)。13日午前6時50分ごろ、見回りの飼育員が脱皮し終えた姿を発見したという。 ダイオウグソクムシは生態に謎が多く、鳥羽水族館では餌を食べずに5年以上生き、14年に死んだ雄の「No.1」が注目を集めた。16年にも雄2匹が脱皮したが、ともに後半部の脱皮後に死んだ。
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