株式会社化により、今後はグループで3割超の議決権を持つSBIホールディングス(HD)が経営に積極的に関わることになる。中塚氏はSBIHDの取締役を過去に務め、現在もグループ会社の社長を兼任する。今後の目標については「2025年大阪・関西万博までに黒字化し、総合取引所に脱皮したい」と述べ、コメやトウモロコシなどの商品先物だけでなく貴金属や、脱炭素社会の実現に向けて需要増が見込まれる水素やアンモニアなどの先物商品の開発も検討するとした。
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11年8月から試験上場の扱いで開始したコメ先物取引については、今年3月の出来高が過去最高になった実績を挙げ「新型コロナウイルス禍でリスクヘッジの手段として改めて認識された」と語った。3月のコメ先物の出来高は12万5705枚。これまで最高だった20年9月の8万1056枚を大幅に更新した。