フジテレビ系ドラマ「北の国から」シリーズの主人公・黒板五郎役などで知られる俳優、田中邦衛(たなか・くにえ)さんが、先月24日に老衰のため死去したことが2日、分かった。88歳だった。
3月24日に88歳の生涯を閉じた田中邦衛さんの代表作「北の国から」シリーズで親子を演じた純役の吉岡秀隆(50)、蛍役の中嶋朋子(49)も悲しみに暮れた。子役時代から21年間にわたり慈しまれた“息子”は「邦衛さんの笑顔しか思い浮かびません」と追悼。“娘”は「大好きです」で“父”にメッセージを送った。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
田中さんとともに「北の国から」を国民的ドラマに押し上げた“家族”もやりきれない寂しさを吐露した。
1981年10月から始まった同作で五郎の長男・純を演じた吉岡は書面で「いつか、この日が来ることを心のどこかで覚悟しておりました」とコメント。長女・蛍役の中嶋も「幼い頃から、今まで、何も変わることなく、人として、深く接してくださいました」と温かい“父”を偲んだ。
北海道・富良野の雄大な自然の中、普遍的な親子愛を軸に四季折々の生活の営みが描かれた同シリーズ。2002年「遺言」まで続いた長寿ドラマは、子供たちの成長物語でもあった。
【続きを読む】