自民党の二階幹事長「提出は衆院解散」　内閣不信任を重ねてけん制

　自民党の二階俊博幹事長は４日放送のＢＳテレ東番組で、野党による内閣不信任決議案提出を重ねてけん制した。「今国会の会期末だろうがどこだろうが、出してきたら直ちに衆院解散だ。国民に信を問う」と述べた。次期衆院選の時期を巡っては、菅義偉首相と詰めた話をしていないが、意思疎通はできていると強調。「自民党幹事長は選挙が仕事なので、いつでも構えている。明日でも結構だ」と語った。
　勝敗ラインに関しては、具体的に言及しなかった。
　立憲民主党の枝野幸男代表は岐阜市で記者会見し、二階氏の発言について「解散権を持っていない人の発言にいちいちコメントすることはない」と指摘。その後、静岡市内で記者団に、内閣不信任決議案の提出時期を問われ「現状ではいつ出すとも出さないとも言える状況ではない。必要があればいつでも速やかに出す」と述べるにとどめた。

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