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名脚本家が約40年生活した静岡・熱海市も6日、悲しみに暮れた。
橋田さんが10年以上通った「美容室ハルヘアー」の男性店長(52)は故人のこだわりについて「前髪の両サイドを長めに残すのがポイント」と説明。月に1度近くのジムでトレーニング後に立ち寄り、最後に髪を切ったのは2月下旬。「独特の張りのある声でお客さんもすぐ先生と気づいていた」と地元に愛された人柄をしのんだ。
橋田さんが約40年、氏子(氏神の信仰者)を務めた來宮神社ではこの日、神様に亡くなったことを報告する帰幽奉告祭が行われた。氏子になったのは熱海の自然を愛する故人が「熱海の氏神様にお参りしたい」と同神社を訪れたのがきっかけ。過去には泉ピン子(73)らTBS系「渡る世間は鬼ばかり」の出演者と節分祭にも参加した。2月に節分祭の豆を関係者に届けさせた宮司の雨宮盛克さん(52)は「そのときは元気と聞いたので」と驚きの表情。10日に名誉市民を授与予定だった熱海市役所は「条例では追賞(亡くなった後の褒賞)も可能なので、今後については現在検討中です」と説明した。
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◆両親が眠る墓にも
複数の関係者によると、橋田さんの遺骨は愛媛・今治にある両親の墓に納められるという。また、別の関係者は熱海をこよなく愛した橋田さんを同市内の寺に分骨するプランも出ていると話している。