府によると、分科会の指標のうち、8日時点で人口10万人当たり、1週間の新規感染者53・5人、療養者数77・0人で、いずれもステージ4水準(25人)を大きく上回る。病床使用率もステージ4水準の50%を超える53・1%まで上昇した。9日現在、府内の3次救急16病院のうち、2カ所が受け入れを制限している。現時点で、救急医療体制に大きな影響はないとしている。
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さらに、入院と宿泊療養が計約2000人に対し、自宅療養が約3300人、療養先を調整中の人が約1500人と、現在感染している人のうち3分の2以上が自宅で過ごしている状態だ。隣接する兵庫県、奈良県でも複数指標がステージ4水準に達しており、特に病床使用率は大阪を上回る。
吉村洋文府知事は「緊急事態宣言と今やっていることは(府民への要請の)中身は同じ」として、現時点で政府への宣言要請は必要ないとの認識を示している。