大阪府で13日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者が1000人を超えることが分かった。府関係者が明らかにした。1000人を超えるのは初めてで過去最多となる。府内では、5日からコロナ対応の改正特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」が適用されているが、感染者の急増傾向が続いている。吉村洋文知事は13日「極めて厳しい状況だ」と府庁で記者団に語った。
吉村知事は12日、記者団に「重点措置の効果が出てくるのは来週。効果が十分でなければ政府に緊急事態宣言を要請する」と明言した。宣言発令時の対策については、飲食店などを念頭に、現在の時短営業要請より強い「休業」を求める方向で国と調整していると明らかにした。
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府内の感染者は8日に初めて900人を超えた。重症者は12日時点で218人。府が確保した重症病床の使用率は9割を超え、医療体制の逼迫が深刻化している。府は医療機関に対し、不急の入院や手術を控えるよう求める通知を出している。
府のまとめでは、新規感染者数や病床使用率は既に政府が緊急事態宣言発令の目安とするステージ4(爆発的感染拡大)に到達している。