VPN装置は複数あり、米国の1台のみが旧型だった。2020年10月にその装置が攻撃を受けて不正侵入され、内部データを盗まれた。11月には一部の機器が「ランサム(身代金)ウエア」と呼ばれるコンピューターウイルスに感染させられた。
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これまでに取引先や社員など約1万5650人分の個人情報の流出が確認された。流出した可能性がある個人情報は最大約39万人に上る。犯人は個人情報を外部に漏らさない見返りに金銭の支払いを求めたが、カプコンは交渉を拒否した。
カプコンは再発防止のため、社内のシステムやネットワークを常時監視するなどの対策を強化。突破された旧型装置は廃棄した。専門家からの助言を得るための委員会も立ち上げた。