表現の不自由展が終了 大村知事「円満な形で再開できたのは一つの成果」
表現の不自由展が終了 大村知事「円満な形で再開できたのは一つの成果」
企画展「表現の不自由展・その後」を開催していた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」は14日、75日間の会期を終えて閉幕した。不自由展は元慰安婦を象徴する「平和の少女像」などの展示に抗議が相次ぎ、一時中止に追い込まれた。また文化庁は「県の申請手続きの不備」を理由に芸術祭への補助金不交付を決めるなど異例の経過をたどった。 芸術祭実行委員会の会長を務める大村秀章愛知県知事は閉幕後、不自由展について「1週間ではあるが、円満な形で全面再開できたのは一つの成果だ」と記者団に強調。次回のあいちトリエンナーレは予定通り3年後の2022年に開催したいとの考えを示した。 今月8日の再開に当たり、入場者を抽選で選ぶガイド付きツアー方式を導入。14日までに延べ1万3298人が抽選に集まり、1133人が鑑賞した。 不自由展は16作家の23作品で構成。少女像に加え、昭和天皇の肖像を燃やす場面を含む映像作品などに電話やメールによる抗議が殺到し、8月1日の開幕から3日で中止になった。抗議は同月1日から1カ月間に1万件超寄せられた。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 表現の不自由展が終了 大村知事「円満な形で再開できたのは一つの成果」