トップ交代は、2兆3000億円規模とされる異例の巨額買収の行方に影響しそうだ。複数の関係者の話を総合すると、取締役会には車谷氏の解任動議を提出する動きもあったが、これを避けて車谷氏が自ら辞任を申し出ることになった。永山治取締役会議長(中外製薬名誉会長)らはこれまでも大株主のファンドなどの排除に動く車谷氏の経営姿勢を問題視していた。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
これに反発した車谷氏らがCVCによる買収を持ちかけたとみられている。車谷氏は2017年から18年までCVC日本法人の会長を務めていた。永山氏らはこうした動きを「私物化」と判断したもようだ。