坂東玉三郎氏が後輩たちに提言、ラグビー日本の「磨き方を見習ってほしい」

坂東玉三郎氏が後輩たちに提言、ラグビー日本の「磨き方を見習ってほしい」
世界文化賞受賞の喜びを語る玉三郎氏。ラグビーW杯で世界の頂点を目指す日本代表にもエールを送った=東京・虎ノ門 (撮影・宮崎瑞穂)【拡大】  世界の優れた芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・公益財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の第31回受賞者による合同会見が15日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京で行われた。演劇・映像部門の歌舞伎俳優、坂東玉三郎氏(69)は「大変うれしく、光栄」と感激。世界一といわれる練習量を積みラグビーW杯で8強入りした日本代表を引き合いに「磨き方を見習ってほしい」と後輩たちに提言した。授賞式典は16日、東京・元赤坂の明治記念館で行われる。 多彩な役柄や美しい日本舞踊で魅了する女形の最高峰が、日本中を感動させたラガーメンに賛辞を贈った。 「すごく強いし、ものすごいニュースになっている。誇らしいことだと思います。けがに気をつけて、ぜひ世界一になってもらいたい」 W杯でベスト8入りしたラグビー日本代表の活躍について聞かれた玉三郎氏は、ジャンルは違えど“世界”にはばたく桜の戦士たちを笑顔で激励。一方、彼らの活躍に刺激を受けた点について聞かれると真剣なまなざしで語り始めた。 「体調面も含め、自らを頂点に持っていこうとする姿は、見習うべきだと思うんです」と自身にも言い聞かせるようにコメント。「俳優というのは、演技の技術とか舞台の成果の前に普段の生活が(観客に)見えるもの。だから、ラグビーの試合をただ見るだけでなく、彼らの磨き方を見習ってもらいたいですね」と歌舞伎だけにとどまらず、舞台やコンサートでも活躍する人間国宝は、後輩たちに呼びかけた。 後進の指導や演出面でも実績を積んできた玉三郎氏ならではの発言。今回の世界文化賞の受賞が指導者魂にも火をつけた。芸能全般にも話は広がり、「たとえば、ある人気グループはツアー前、体脂肪を全員、10%以下にするんです。そうありたいものだし、古典とか日本とかに安住してほしくない」と熱弁。日々の精進とチャレンジ精神の大切さを強調した。 【続きを読む】
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