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フジテレビで放送されている「超逆境クイズバトル!! 99人の壁」(土曜後7・0)のリモート収録システム開発がこのほど、「2020年度(第48回)技術振興賞・コンテンツ技術賞」(主催・映像情報メディア学会)を受賞。同局がコンテンツ技術賞を受賞するのは3年連続となる。
番組では、コロナ禍により参加者をスタジオに集めて収録ができなくなったため、ブロッカーは自宅からリモート参加し、スタジオのチャレンジャーと早押しクイズ対決ができるシステムを開発した。
これはスマートフォンを利用したリモート早押し、参加者連絡システムをAWS(Amazon Web Services)上に自社開発し、一般的なウェブ会議システムと組み合わせたもの。25面マルチを作成し、東西南北4面の大型ビジョンに表示した。
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また、リモート早押しシステムをスタジオセット内の電飾や音響と連動させる仕組みも開発し、コロナ禍における参加型番組収録に大きく貢献。新規開発と既存技術を有効に組み合わせ、番組の演出方法を守りつつ、約3カ月の短期間で確立した同システムの有効性とアイデアが高く評価された。
デジタルコンテンツ部の上田容一郎プロジェクトマネジャーは「コロナ禍が始まった当時、制作者たちが“何か少しでもエンターテインメントの力で希望を示せないか、 明るい未来を感じてもらえないか”と部署の垣根を越え一丸となって取り組んだ。いただいた名誉ある賞は僭越ながらフジテレビの仲間との記念碑とさせていただこうと思います。本当にありがとうございました」と喜びを語った。