覆面レスラーの大分市議スカルリーパー・エイジ氏(52)が、マスクを着けているという理由で市議会サイトや広報誌に顔写真が載せられないのは人権侵害だとして、掲載するよう求め、近く大分地裁に仮処分を申し立てることが22日、代理人弁護士らへの取材で分かった。
エイジ氏は覆面姿で選挙運動をして2013年2月に初当選し、現在3期目。覆面姿での議場出席を希望したが、市議会に拒否され、マスクを外して出席している。
代理人によると、マスクを着けたままでは顔写真が撮影できないと市議会側に通告され、約8年間、市議会サイトや広報誌には名前だけで、顔写真が載っていない。大阪府和泉市などでは市議が覆面を着けたまま議場に出席し、サイトにも覆面姿で顔写真が掲載されている。
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エイジ氏は取材に「ずっと不当な扱いに耐えてきた。覆面は議員活動をする上で必要不可欠だ。多様性を尊重する社会の中、地方議会でこういう扱いを受けていることを広く知ってもらいたい」と訴えた。