台風19号死者、12都県77人に 堤防決壊は59河川90カ所
台風19号死者、12都県77人に 堤防決壊は59河川90カ所
台風19号の被災地域では、16日も捜索が続けられ、被害が大きい宮城県丸森町などで犠牲者が新たに発見された。死者は共同通信の集計で12都県の77人。行方不明者は15人とみられる。 国土交通省などによると、堤防の決壊は7県の59河川90カ所、土石流や崖崩れなどの土砂災害は19都県で計211件が確認された。住宅は全国で77棟が全半壊し、一部損壊は1042棟。床上浸水は7497棟、床下浸水は6634棟になった。千曲川の堤防が決壊した長野県では、床上浸水が2246棟。 宮城や福島など12都県58市区町村に災害ボランティアセンターが開設された。避難者は午後2時半の時点で4252人。 福島県本宮市は午後、河川氾濫の恐れがなくなったとして避難指示を解除した。県によると、県内で出されていた避難指示は全て解除された。 学校の被害も拡大し、23都府県の国公私立小中学校や高校、大学など1371校で、校舎への浸水や雨漏りなどが確認された。
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