国軍がクーデターで全権を掌握したミャンマーで「虚偽ニュース」を広めた罪で起訴され、収監中だったフリージャーナリスト北角裕樹さん(45)が14日、解放された。4月18日に逮捕されて以来、26日ぶりの解放。茂木敏充外相は衆院外務委員会で、北角さんは早ければ14日中に帰国する方向だと明らかにした。
北角さんは13日、最大都市ヤンゴンの刑務所から警察の施設に移送されていた。
ミャンマー国営テレビは13日夜、北角さんの解放について「ミャンマーと日本の友好関係、今後の両国の将来」が考慮されたと報じた。在ミャンマー日本大使館は12日、北角さんと電話による会話が認められ、健康状態に問題がないことを確認していた。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
茂木氏は衆院外務委員会で「丸山市郎駐ミャンマー大使はじめ、さまざまなチャンネルを通じて早期解放を強く働き掛けてきた結果だ」と述べた。現地の日本大使館が帰国に向けて支援を行っているとした。(共同)