楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は14日放送の米CNNテレビのインタビューで、新型コロナウイルスの流行下、東京五輪開催は「自殺行為だ」と批判した。日本政府の新型コロナ対応については「10点満点で2点だ」とし、失敗だとの認識を示した。
東京五輪を巡っては、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長も13日の米CNBCテレビのインタビューで「非常に恐れている」と発言。日本の有力な経営者が相次いで懸念を表明した。
三木谷氏は「世界中から人が集まる国際的なイベントを開催するのは危険だ。リスクが大きすぎる」と強調し、「今年の五輪開催に反対だ」と明言した。現時点で中止は可能だとの考えも示し、政府関係者に働き掛けていることも明かした。
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三木谷氏は今年4月、ツイッターに「僕ははっきり今年の五輪開催はあまりに、リスクが高すぎると思っており、反対です」と投稿していた。
孫氏は13日、「日本だけでなく多くの国にとって、私は(コロナ流行下での)開催を非常に恐れている」との考えを示した。