■コンプラ社会の反動!?
15日時点の再生回数は118万。最近では3月に行われたフィギュアスケート世界選手権での羽生結弦(26)の演技で100万に迫る公式動画もあるが、本紙の取材に応じた森と江口は「同じ踊りでも全然違いますから」と恐縮していた。
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「イチモツ音頭」は盆踊りシーズンの昨年8月から配信。「浴衣姿の君をみて カッチカチ あの娘もこの娘もチョメチョメチョメしてみませんか~」と晴れやかに歌い、2019年キングオブコントの優勝ネタで両手を広げて股間を誇示する“イチモツポーズ”などを交えて踊る内容だ。
想定外の“ミリオンヒット”に江口は驚きつつ、「皆さんもやっぱりエロい?」とニンマリ。地方営業で人気の2人は昨年初めに「老若男女で盛り上がる曲を」と音頭のリズムに着目した。
ほかの下ネタソングでは、爽やかなハーモニーで「セフレ~」と熱唱する「Dear My Friend」が25万再生。「イチモツ音頭」では浴衣姿の女性の胸を実ったスイカに例えるなど夏の風物詩に妄想を巧みに重ね、江口は「えげつないと踊ってくれないので、かわいらしい下ネタにしたのがよかったかも」と人気を分析した。
幼稚園から大学まで同級生の2人は2004年にコンビを結成。江口は「僕はビジネスエロでなくホントのエロ」とどぶろっくの原点を明かすが、06年にそのエロが原因で解散状態に。飛行機で隣に座った「色気がある秋吉久美子風の美女」に一目惚れし、振られるまでの約8カ月間、女性を追いかけて活動休止になったが、エロの執念こそ一流芸人の道を切り開いた。
業界関係者はコンプラ社会の反動がヒットの要因と分析。下ネタにとって“逆風”の時代ともいわれるが、2人は「下ネタは昔から満場一致の笑いにならない」とそもそもアンチを強調。「何がウケるか分からないし、とにかくくだらないことが大切」と挑戦の日々は続く。
■東京五輪で披露してみませんか~
「イチモツ音頭」を東京五輪・パラの開閉会式で披露することを夢見ており、森は国際オリンピック委員会のバッハ会長に踊りをリクエスト。「イチモツは世界を救いますから」と“平和の象徴”を託して笑わせた。
★音楽が皆さんと下ネタの架け橋に
下ネタの注意点について、江口は「紳士であるために、舞台の帰り際はしっかりとお辞儀をする」と熱弁。森は「身だしなみと言葉使い」で嫌われないように心がけている。森はコンビ結成後、音楽好きの江口の歌唱力を生かすためにギターを始めており、「音楽には人の距離を縮める力があるので、音楽が皆さんと下ネタの架け橋になっている」と強調。どぶろっくは月1回、弾き語りの音楽ライブを生配信し、今月は25日に開催。詳細は浅井企画の公式サイトまで。