樹智子、英絵本「ピーターラビット」の裏にあるメッセージを読み解くと…
「ピーターラビット」の裏メッセージについて考えた樹智子
こんにちは。樹智子です。
皆さんは昔からマニアではないけど好きなものってありますか?
意外だと思いますが、私は英米文学、英米児童文学が好きです。大学在学中に少し学んでいましたが、最近は時間があるので少し読み返し、展示会へ行きました。
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「ピーターラビットのおはなし」をご存じですか?
「ピーターラビット」はイギリスの女性絵本作家ビアトリクス・ポターの絵本です。この絵本は、彼女が家庭教師をしていた頃の教え子(友人の息子・ノエル)に宛てた絵手紙が原点だといわれています。ビアトリクスは絵本化したいと思っていたのですが、その夢はなかなかかないませんでした。1901年に実費出版でついにその夢がかない、「ピーターラビット」シリーズは性別や年齢、さらには国境を越えて多くの人から愛される作品になりました。
絵は優しさを感じるタッチで好きなのでどんな話か気になったのがきっかけです。
うさぎの話なので、落ち着いた日常の話かと思いきや、残酷な描写もあるので、想像以上に緊張させられました。
「ピーターラビット」の裏メッセージについて考えた樹智子
「お百姓さんのマグレガーさんとこの畑にだけは行っちゃいけませんよ。お前たちのお父さんは、あそこで事故に遭って、マグレガーさんの奥さんに肉のパイにされてしまったんです」
という、衝撃な冒頭もあります。
人間の畑へ行くことは禁止だというのに踏み入れてしまうのは、子供の好奇心から。
禁止を守れないと、どうなるのかという教訓も入っていると思いました。
また、人間がピーターたちを脅す言葉や言動があるのですが、もし人間だったら、もしピーターたちだったらと相手の立場を考えてみると、いろんな感情が出て面白く感じます。お互い暮らしやすい生活は本当に難しいですよね。
児童文学なのでとても読みやすいですが、その裏腹にあるメッセージ性を読み解くのが楽しくなります。ぜひ興味があったら読んでみてくださいね^ ^
「ピーターラビット」の裏メッセージについて考えた樹智子
参照【https://honcierge.jp/articles/shelf_story/2663】
サンスポレースクイーンAWARD2020 準グランプリ 樹智子