俳優、岡田将生(31)が12月に東京・有楽町のシアタークリエで上演される舞台「ガラスの動物園」に主演することが16日、分かった。
米劇作家、テネシー・ウィリアムズの出世作で、1945年にブロードウェーで初演以降、各国で上演された名作。30年代にセントルイスの倉庫で働く文学青年トム(岡田)を中心に、内気な姉ローラ、夢や妄想に支配される母アマンダ、ローラが憧れる好青年ジムの追憶の日々を描く。
■「集中力がいる」難役でも腕ぶす!!
岡田は放送中のフジテレビ系「大豆田とわ子と三人の元夫」をはじめ、今年は主演を含む映画4本と7月開幕の主演舞台「物語なき、この世界。」に出演する超売れっ子。今作について「色々な感情が渦めいていて、不安、もろさ、危うさ、絆であったり。一瞬でもこの線が切れてしまったら舞台は台無しになってしまう。とても集中力がいるこの舞台はやりがいしかない」と言い切る。
googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });
■物語の語り部も務め
読売演劇大賞最優秀演出家賞や文化庁芸術祭大賞などを受賞した演出家、上村聡史氏とは2019年の主演舞台「ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~」以来2年ぶりのタッグ。物語の語り部も務める役どころに「物語の核は家族愛。その中に見え隠れする人に対する弱さであったり悲しみをどれだけ表現できるか」と腕をぶしている。
姉ローラは倉科カナ(33)、好青年ジムは竪山隼太(31)、母アマンダは麻実れい(71)が演じ、来年には地方公演も開催する。
★あらすじ
トム(岡田)は単調な仕事と口うるさい母アマンダ(麻実)に嫌気がさし、出奔した父のように日常から抜け出そうと考える日々。アマンダは過去の華やかな日々にしがみつき、子供たちの将来について現実離れした夢を抱いている。脚に障害を抱える姉ローラ(倉科)は内気で、ガラス細工の動物たちが心のよりどころだ。トムはアマンダの言いつけで職場の同僚ジム(竪山)を夕食に招く。ローラはジムにひかれ、一家に光が差し込んだと思われたが…。