李麗仙、脳梗塞で闘病していた 16年「ホテルコパン」以降出演作なし
李麗仙、脳梗塞で闘病していた 16年「ホテルコパン」以降出演作なし
存在感のある演技で出演作に花を添えてきた李。早く元気な姿が見たい=2008年3月31日撮影【拡大】 女優、李麗仙(77)が脳梗塞を患い、闘病していることが18日、分かった。複数の関係者の話を総合すると、東京都内にある病院併設の施設に入所し、治療・リハビリに励んでいる。 李は1995年にTBS系「3年B組金八先生」の第4シリーズで主人公の教師、坂本金八(武田鉄矢、70)と対立する中学校教頭を熱演。舞台、ドラマ、映画などで幅広く活躍し、個性的な演技で「アングラの女王」の異名を持つ。 私生活では67年に劇作家で俳優、唐十郎(79)と結婚して翌68年に長男で俳優、大鶴義丹(51)を出産したが、88年に離婚した。 脳梗塞を患った時期や治療内容など詳細は不明だが、2016年の映画「ホテルコパン」以降、出演作はなかった。 一方、唐十郎は12年に都内の自宅で転倒した際、外傷性脳内血腫および脳挫傷と診断され、緊急手術を受けた。階段の歩行や足腰を鍛える過酷なリハビリを家族らの献身的な看護で乗り越え、翌年に仕事復帰した。 その後は公の場に姿を見せる機会が限られたが、今月16日に自身が作・演出を務める舞台「ビニールの城」の座談会に参加。年齢を考慮して写真撮影のみの出席だったが、「座長の唐十郎です。この度はこうやってもらい、随分照れるもんで」と笑顔で語り、元気な姿を見せていた。李麗仙(り・れいせん) 1942(昭和17)年3月25日生まれ、77歳。東京都出身。都立広尾高校卒業。舞台芸術学院で学び、63年から唐十郎が設立した劇団状況劇場に参加。舞台「恭しき娼婦」で女優デビューした。代表作は73年の映画「女囚さそり けもの部屋」、93年のNHK大河ドラマ「炎立つ」、2004年のフジテレビ系「東京湾景」など多数。162センチ。
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