ワクチン集団接種会場で詐欺防止啓発　自粛生活続く高齢者に、大阪

　大阪府警平野署は２４日、大阪市が実施する新型コロナウイルスワクチンの平野区の集団接種会場を訪れた高齢者に、特殊詐欺被害への注意を呼び掛けるチラシを配布した。コロナ禍による自粛生活で家にいる時間が長くなり、電話などによる特殊詐欺に遭う危険性が高まる中、防犯意識の向上が狙い。
　この日は大阪市で一般の高齢者向け集団接種が開始。署は会場の一つである平野区民センターで、感染対策に配慮し会場スタッフを通じてチラシを高齢者に渡した。平野区内では今年１月以降、警察官をかたる手口などの特殊詐欺の電話が相次いでいる。約９割が非通知だったことから、会場前に「非通知は詐欺を疑え！」と書いた横断幕も掲示した。

googletag.cmd.push(function() { googletag.display('div-gpt-ad-Rec_Article'); });

　署生活安全課長の荒木学警視は「新型コロナだけでなく、詐欺からも高齢者を守れるよう呼び掛けたい」と話した。