堀ちえみ、撮影のみでトークは封印 涙ぐむファンも
堀ちえみ、撮影のみでトークは封印 涙ぐむファンも
2月に11時間に及ぶ舌がんの手術を受けたタレント、堀ちえみ(52)が20日、東京・神宮前の青山ブックセンター本店で著書「Stage For~舌がん『ステージ4』から希望のステージへ」(扶桑社、税抜き1300円)の発売記念サイン会を開催した。 トレードマークのショートヘアに白のワンピース姿で現れた堀。今月3日に同書の出版社のパーティーに出席しているが、報道陣やファンの前に立つのは実に8カ月ぶり。記者やスチールカメラマン約40人、テレビカメラ8台が並ぶものものしい雰囲気の中、フラッシュの嵐を浴びながら終始、笑顔をふりまいた。 現在リハビリのため2週間に1度のペースで発声・発語のトレーニングを受け、月に1度はボイストレーニングにも通っている。舌を使って発声する「らりるれろ」「なにぬねの」や、舌を上あごにつけてる「さしすせそ」「ざじずぜぞ」がうまくしゃべることができないため、撮影のみでトークは封印。ただ、「はい」「ありがとうございます」と小さい声ながら声を出す場面もあった。 報道陣に対してはトークの代わりに直筆メッセージを配布。A4用紙の裏表に「沢山の皆様に、まだ言葉で伝えられない分、一生懸命文字で綴りました。病気を通して、私が感じた事、ブログにも書けなかった事を全て正直に文字にしました」などとしたためた。 また、事前に出版社を通じて質問を募り、この日、文章で回答。入院が決まってから毎日書き続けた日記をもとに、ブログの内容も盛り込みながら同書を4カ月かけてまとめたことや、歌が歌えるようになったら、諦めていたデビュー40周年ライブを開催したい意向も明かした。 この日のサイン会はブログで募集した100人が対象で即日完売した。ほとんどが同世代の女性で、堀は笑顔を絶やすことなくペンを走らせ、1人1人としっかり握手。「元気になってよかった。頑張ってください」と涙ぐむファンもいた。 所属事務所によると、100%しゃべることができる状態になるまでテレビ出演などは控えるという。報道陣への回答書の最後に「今はリハビリに励んで、絶対に40周年記念ライブを実現させる!という夢に向かって頑張っています」と力強く宣言。自らの口で語る堀の姿を見ることは、そう遠くなさそうだ。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 堀ちえみ、撮影のみでトークは封印 涙ぐむファンも