活動休止のカントリー・ガールズは波瀾に満ちた悲運のグループ/芸能ショナイ業務話
活動休止のカントリー・ガールズは波瀾に満ちた悲運のグループ/芸能ショナイ業務話
カントリー・ガールズから巣立ち、新たな世界に旅立つ左から小関、船木、森戸、山木【拡大】 ハロー!プロジェクトの4人組アイドルグループ、カントリー・ガールズが先日、12月26日の公演をもって活動を休止することを発表しました。知らない方も多いでしょうが、モーニング娘。’19らを擁するハロプロの中でも波瀾に満ちた悲運のグループでした。 カントリー・ガールズは1999年結成の半農半芸グループ、カントリー娘。が前身。2007年から活動休止していましたが、メンバーでニューヨーク・ヤンキース田中将大投手夫人の里田まいさん(35)が2014年にスーパーバイザーなるポジションに就き、再び動き出しました。 Berryz工房の人気メンバーでバラエティー番組でも活躍していた「ももち」こと嗣永桃子さん(27)がプレイングマネジャーとなり、ハロプロ研修生から2人、モーニング娘。のオーディション受験者から3人を選抜して、6人組のカントリー・ガールズとして出発したのです。 年齢より大人びた楽曲を歌うことが多いハロプロにあって、かわいらしさを前面に打ち出したグループは2015年1月の初披露から人気を博しましたが、そこからは波乱の連続でした。半年後の同年6月に人気メンバーだった島村嬉唄さん(19)が突然脱退。同年11月にハロプロ研修生から梁川奈々美さん(17)、船木結さん(17)の2人が加入してパワーアップを図ったものの、翌2016年8月には高いダンス技術を持つ稲場愛香さん(21)がぜんそくの治療のため卒業。療養を経てハロプロに戻ってくると2018年6月にJuice=Juiceへ移籍となってしまいました。 さらに、プレイングマネジャーとして後輩を指導していた嗣永さんが2017年6月30日をもって芸能界を引退するのですが、その直前に衝撃の発表があり、山木梨沙さん(22)と小関舞さん(17)は学業を優先、森戸知沙希さん(19)がモーニング娘。に、梁川さんがJuice=Juiceに、船木さんがアンジュルムと兼任することになったのです。以降はカントリー・ガールズとして単独でコンサートを行うのは年に2、3度のみで、新曲もCDではなくネット配信のみという厳しい状況。数少ない単独公演では、チケットが取れないファンが続出しました。 そうこうしているうちに、慶大生の山木さんは2018年10月に結成された現役女子大生アイドルグループ、カレッジ・コスモスとの兼任に。カレッジ・コスモスは大手芸能事務所スペースクラフトとハロプロの共同プロジェクトで、ハロプロからのメンバーは山木さんだけという、これまた異例の展開でした。山木さんの座右の銘は「困難 荒波 大歓迎」。これはカントリー・ガールズの楽曲「VIVA!!薔薇色の人生」の歌詞にあり、彼女たちのアイドル人生を象徴する言葉です。 とうとう今年3月には梁川さんが「大学に進学したい」と芸能界を引退。そして12月26日をもって山木さんも「就職する」と引退、小関さんはハロプロを卒業して個人で芸能活動する道を選び、船木さんも来年3月に兼任していたアンジュルムを卒業して引退することになりました。ハロプロに残るのは森戸さんだけで、今後はモーニング娘。’19に専任して活動していきます。 波乱に次ぐ波乱で、ファンの嘆きも相当なもの。ハロプロでは、カントリー・ガールズについて「メンバーを一新し再始動することを考えています」と発表していますが、これだけ悲運のグループを続ける意図とはいかに? とにかく、カントリー・ガールズを去るメンバーたちに、明るい未来が開けていることを願ってやみません。(ま)
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) 活動休止のカントリー・ガールズは波瀾に満ちた悲運のグループ/芸能ショナイ業務話