ピーエーワークス社長、京アニは「目指すべき一つの理想」

　歴史をテーマに京都市で開かれている「京都ヒストリカ国際映画祭」で２７日、富山県に拠点を置くアニメ制作会社社長堀川憲司さん（５４）が、放火殺人事件の被害に遭った京都アニメーションの歩みを振り返る特別企画で講演し「良いものを作ろうという熱量が外まで伝わってくる。目指すべき一つの理想」と京アニの魅力を語った。　堀川さんは２０００年、アニメ制作会社「ピーエーワークス」（富山県南砺市）を設立。金沢大（金沢市）が舞台のアニメ「Ａｎｇｅｌ　Ｂｅａｔｓ！」などを生み出してきた。同じく地方に拠点を置く京アニには自由に意見を交わせる文化があるとし「そういうことを継続できる組織をつくる方が大変だ」と話した。　映画祭は今年１１回目を迎え、２７日は「映画　けいおん！」などの京アニ作品を上映した。