森友学園問題、籠池夫妻に懲役7年求刑 補助金1億7000万円の詐取

森友学園問題、籠池夫妻に懲役7年求刑 補助金1億7000万円の詐取
 国や大阪府、大阪市の補助金計約1億7千万円をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われた学校法人「森友学園」の前理事長籠池泰典(本名・康博)被告(66)と妻諄子(本名・真美)被告(62)の論告求刑公判が30日、大阪地裁(野口卓志裁判長)で開かれ、検察側は両被告にいずれも懲役7年を求刑した。 検察側は論告で、両被告が詐取を発案し、国の補助金申請を代行した小学校の設計業者に対し「多めにもろといて。国からぼったくって」などと指示しており「詐欺を主導したのは明らかだ」と指摘。「学園の運営資金を確保するため、補助金を詐取しようという意思を共有していた」として共謀が成立すると主張した。家族経営の森友学園では経理などを担当していた諄子被告も経営に大きな影響力を持っていたとした。 弁護側は同日午後、最終弁論し結審する予定。 両被告は3月の初公判で「補助金詐取の共謀や故意はなかった」とし、起訴内容の大半について無罪を主張している。
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