日本最古のモノレール引退 東京・上野動物園
日本最古のモノレール引退 東京・上野動物園
運行最終日となった上野動物園のモノレール=31日、東京都台東区【拡大】 上野動物園(東京都台東区)の園内にあるモノレールが31日、運行を終了した。1957年に登場した「日本最古のモノレール」で、園には多くの親子連れや鉄道ファンらがラストランを見届けようと駆け付けた。 午後4時半から開かれた最終列車の出発式では、永田一秀駅長が「お子さんの『楽しかった』という声がとても心に残っている。ありがとうございました」と感謝の言葉。「出発進行」の合図で2両編成のモノレールがゆっくり進み出した。 上野動物園のモノレールは、レールに車両がぶら下がる懸垂式で、東園と西園の間、約330メートルを結んでいた。東京都は老朽化を理由に運行終了を決めた。上野には72年にジャイアントパンダ「カンカン」と「ランラン」が登場。73年度のモノレールの乗車人数は最多の約153万人。最終日の31日は6378人が乗車した。
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