ブルーインパルスが曲技飛行を披露 入間航空祭2019
ブルーインパルスが曲技飛行を披露 入間航空祭2019
航空自衛隊入間基地(埼玉・狭山市など)で3日、「入間航空祭2019」が行われた。空自が装備するF-15戦闘機や最新型のC-2輸送機などが展示されたほか、第4航空団(松島基地)所属の第11飛行隊「ブルーインパルス」が曲技飛行を披露した。 三角形の編隊を組んで基地上空をパスするブルーインパルス=3日午後、埼玉・空自入間基地(撮影・梶川浩伸) 同イベントは毎年、観客数が多いことで知られており、今年の入場者は午後2時現在で約12万4000人だった。 午前中、基地上空ではT-4練習機のほか、大柄なC-1輸送機も急旋回を披露。また陸上自衛隊第1空挺団の隊員21人による空自C-1輸送機からの空挺降下(落下傘降下)も行われた。 一糸乱れぬ密集編隊で飛行するブルーインパルス=3日午後、埼玉・空自入間基地(撮影・梶川浩伸) 午後にはブルーインパルス6機がアクロバット飛行を披露。あいにくの曇り空のため、上下への移動距離が必要なロール(宙返り)演目はなかったが、デルタ、スター、ピラミッド、フェニックスなどをかたどった密集編隊を組んでの低空飛行を行った。 一糸乱れずがっちり組まれた編隊に会場には「おーっ」という感嘆の声とカメラのシャッター音が響いた。 展示飛行を終え着陸するC-1輸送機=3日午前、埼玉県・空自入間基地(撮影・梶川浩伸) また、地上では横幅約1000メートル、奥行き約100メートルもある駐機場で、F-2戦闘機、RF-4Eファントム偵察機などを展示。C-2やC-130などの輸送機の貨物室解放には長蛇の列ができた。 着陸して駐機場に戻るC-1輸送機の編隊=3日午前、埼玉・空自入間基地(撮影・梶川浩伸) 警備犬の展示もあった。同基地所属のアイオス号、ヒエン号、ヨモギ号などのほか、米空軍横田基地のK-9も参加した。入間基地の警備犬は台風19号などによる関東・南東北の大雨災害に際し、神奈川県相模原市牧野地区で行方不明者捜索のため災害派遣されていた。 滑走路の端で離陸直前にスモークを出すブルーインパルス=3日午後、埼玉・空自入間基地(撮影・梶川浩伸) イベントは最後に、地上展示されていた航空機がそれぞれの基地に帰るために離陸して、幕を閉じた。特に今年度での退役が予定されているRF-4Eファントムは、名残惜しそうに基地上空を3回パスして飛び去った。
[紹介元] 「芸能社会」の最新ニュース – SANSPO.COM(サンスポ・コム) ブルーインパルスが曲技飛行を披露 入間航空祭2019