テニスサークル一気飲み死で9人略式起訴 近大「再発防止に努めたい」
テニスサークル一気飲み死で9人略式起訴 近大「再発防止に努めたい」
2017年12月、近畿大経済学部2年の登森勇斗さん=当時(20)=がテニスサークルの飲み会で酒を一気飲みした後に死亡した事故で、大阪区検は5日、当時のサークルの学生ら9人を過失致死罪で略式起訴した。一気飲みの事故で刑事責任が問われたのは珍しい。 登森さんの父正二さん(51)は略式起訴について「これまで同じようにして亡くなった人たちのことを考えれば一歩前進」と評価した。 法定刑は保護責任者遺棄致死罪が3年以上20年以下の懲役で、過失致死罪が50万円以下の罰金。区検は故意に放置したとは認められないと判断したもようだ。 アルコール関連の問題に取り組むNPO法人アスク(東京)の今成知美代表は「一気飲み問題で大学生の刑事責任が問われたのは画期的。抑止力になってほしい」と話した。 近大は「事実関係の把握に努め、現在進めている検証チームでの調査に反映させ、今後の大学の在り方や再発防止に努めたい」とのコメントを出した。
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