佐野SAで再びスト通告 会社側の損賠請求などに反発

佐野SAで再びスト通告 会社側の損賠請求などに反発
 8月にストライキを行った栃木県佐野市にある東北自動車道佐野サービスエリア(SA)の従業員による労働組合が7日、運営を受託している「ケイセイ・フーズ」(同市)に対して、再びストライキを通告したと発表した。8日の朝、レストランで1時間の時限ストを実施する予定。 労組が7日、東京都内で記者会見して明らかにした。労組によると、会社側は8月のストを正当な労働争議と認めず、当時の組合三役に計3億円を超える損害賠償を求めて提訴するとしたほか、加藤正樹執行委員長(46)に退職を迫っている。 加藤委員長は会見で「会社が従業員に訴訟をちらつかせる異常な状況。安心して働ける職場を取り戻したい」と話した。 労組は、ケイセイ・フーズの岸敏夫前社長の退陣など職場環境改善を訴え、8月14日からストを実施。上り線のレストランや売店などが一時営業を停止した。9月22日、従業員の職場復帰や社長退陣を条件にストを収束した。
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