CGでよみがえるジェームズ・ディーン、準主役で映画出演

CGでよみがえるジェームズ・ディーン、準主役で映画出演
ジェームズ・ディーンが出演した「ジャイアンツ」の一場面(AP)【拡大】  60年以上前に亡くなったハリウッド映画界の伝説的俳優ジェームズ・ディーンがコンピューターグラフィックス(CG)処理でよみがえり、準主役で“出演”する映画づくりが進んでいる。映画界やファンからとまどいや反発も出ており、故人の映像使用を巡る論争が白熱する可能性もある。 米メディアの報道によると、映画は「ファインディング・ジャック」(原題)。ベトナム戦争末期の米軍撤退で捨てられた1000頭以上の米軍用犬を巡る小説を映画化、2020年11月の公開を目指して近く製作が始まる。 「エデンの東」「理由なき反抗」「ジャイアンツ」の主演で知られるディーンは24歳だった1955年、自動車事故で死亡。現在でもハリウッドを代表する俳優として人気が高い。 製作会社は遺族から映像などの知的所有権を譲渡されたと強調し「(映画製作の)新たなチャンスになる」と主張。故イングリッド・バーグマンや故クリストファー・リーブさんらの新作づくりにも意欲を示した。 これに対し、SFアクション映画「アベンジャーズ」シリーズで、キャプテン・アメリカ役を演じた俳優クリス・エバンスさんはツイッターで「恥ずべき行為だ」と非難。最新技術でピカソの作品やジョン・レノンの新曲をつくることだってできると批判している。(共同)
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