天皇陛下はえんび服、皇后さまはロングドレスにティアラ パレード見どころ
天皇陛下はえんび服、皇后さまはロングドレスにティアラ パレード見どころ
祝賀パレードご出発の前、なごやかな表情で言葉を交わされる上皇さま、上皇后さまと天皇陛下=1990年11月12日、皇居・宮殿南車寄せ【拡大】 10月に「即位の礼」の中心儀式「即位礼正殿の儀」で即位を宣明した天皇陛下と皇后さまは10日午後、東京都内でパレード「祝賀御列(おんれつ)の儀」に臨まれる。当初は即位礼正殿の儀の日にあわせて予定されていたが、台風の甚大な被害を考慮して、この日に延期されたものだ。両陛下は、パレードで多くの国民から直接、祝福を受けられる。注目ポイントを改めて、紹介する。 まず、両陛下がどんな服装で臨まれるのか。天皇陛下はえんび服、皇后さまは格式の高い白のロングドレスにティアラを着けられる予定だ。 パレード開始は、午後3時から、両陛下はスタート地点の皇居・宮殿前で、オープンカーに乗り込み、皇居・正門をゆっくりと出発される。一般の国民が直接見られるのは、この正門を出た後からだ。 パレードでは約50台の車両が約400メートルにも及ぶ長い車列を編成すると予想されるが、両陛下が乗られるオープンカーは、安倍晋三首相や宮内庁幹部らを乗せた車両などに続き、白バイやサイドカーなどに囲まれて車列の中央付近を走る。 パレードの時間は約30分間の予定で、車列は国会議事堂前や青山通りを通り、午後3時半ごろ、ゴール地点の赤坂御所に到着する。 両陛下が乗られる新しいオープンカーも話題を呼んでいる。トヨタの「センチュリー」を改造したもので、「皇10」と記された特殊なナンバープレートが設置され、ボンネットには紅色の「天皇旗」がつけられる。 沿道には、両陛下を祝福するため、多くの人が集まりそうだ。ちなみに上皇ご夫妻が平成2年に「祝賀御列の儀」に臨まれた際には、約11万7000人が訪れたという。 令和の「祝賀御列の儀」も一大イベント。何より天皇、皇后両陛下が、どんな表情をお見せになるか。多くの人が楽しみにしている。(産経新聞)
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