和牛遺伝子流出、徳島の元牧場経営者が大筋認める
和牛遺伝子流出、徳島の元牧場経営者が大筋認める
和牛の受精卵と精液が不正に中国に持ち出された事件で、家畜伝染病予防法違反ほう助などの罪に問われた流出元とされる徳島県吉野川市の元牧場経営松平哲幸被告(70)は13日、大阪地裁(増田啓祐裁判長)での初公判で「間違っていない」と起訴内容を大筋で認めた。一方で「不正に輸出されるとは考えていなかった」と述べた。 起訴状によると、2018年6月28日ごろ、中国に不正輸出されると知りながら、証明書を添付せずに和牛の受精卵や精液を代金473万円で運搬役の男らに譲り渡したなどとしている。 事件を巡り、大阪地裁は6月、受精卵と精液を中国・上海行きのフェリーに持ち込み、不正輸出したとして運搬役の男2人に有罪判決を言い渡し、確定した。
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