ソフトバンク、LINEと包括提携検討 買収視野
ソフトバンク、LINEと包括提携検討 買収視野
ソフトバンクがヤフーを展開するグループ会社のZホールディングスを通じ、無料通信アプリを手掛けるLINE(ライン)と包括提携する検討に入ったことが13日、分かった。買収も視野に交渉している。買収する場合、LINE親会社の韓国IT大手ネイバーから株式を取得して子会社化する見通し。月内の合意を目指す。 提携によりソフトバンクグループは、LINEの顧客基盤や技術を活用してサービスを強化する狙いがある。東京証券取引所第1部に上場するLINEの時価総額は約1兆1000億円で、実現すれば大型買収になり、IT業界の勢力図が変わりそうだ。 ソフトバンクとヤフーは、ネットを経由した商品の購買履歴や検索結果などのデータを用いた広告ビジネスを成長事業の柱に据えている。LINEは国内で8000万人超の利用者を抱え、効果的な広告配信の技術にも強みがあり、アプリには多くの企業が広告を出している。ソフトバンクは格安スマートフォン会社のLINEモバイル(東京)に51%を出資するなど一部で協力関係にある。
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