SNSで処分の岡口裁判官が投稿「高裁が遺族洗脳」

SNSで処分の岡口裁判官が投稿「高裁が遺族洗脳」
 ツイッターで事件の遺族への配慮を欠いた投稿をしたとして、昨年3月に東京高裁から厳重注意処分を受けた仙台高裁の岡口基一裁判官(53)が今月、フェイスブックに「遺族は俺を非難するよう東京高裁事務局に洗脳された」と投稿していたことが15日、分かった。遺族は「あきれて何も言えない」と反発を強めている。 岡口氏は既に投稿を削除。その後、フェイスブックに「使うべき表現ではなく、撤回して深くおわび申し上げる」と投稿した。代理人の弁護士は「コメントはない」としている。仙台高裁総務課は「事実関係を調査中で、今後の対応も検討中だ」とした。 岡口氏は2017年、東京都立高3年岩瀬加奈さん=当時(17)=が15年に殺害された事件を巡り、東京高裁が内規に反し誤って判決文を掲載した裁判所ホームページのURLとともに不適切な投稿をしたなどとして処分された。高裁は遺族に謝罪し、掲載に関係した職員も注意した。
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