元駐イラン大使不起訴に不服 強制わいせつ、部下の女性が検審申し立て
元駐イラン大使不起訴に不服 強制わいせつ、部下の女性が検審申し立て
2012年にテヘランの大使公邸で部下の女性にキスをしたとして、強制わいせつ容疑で書類送検された元駐イラン大使の男性を東京地検が不起訴処分にしたことを不服として、女性が東京第5検察審査会に審査を申し立て、受理されたことが19日、女性への取材で分かった。受理は15日付。 元大使は12年10月14日に公邸で女性に抱きついて頬にキスするなどしたとして書類送検されたが、東京地検が今月5日、不起訴としていた。女性によると、不起訴理由は嫌疑不十分で、公訴時効は12月4日という。 女性は申立書で「密室で行われたことによって、本来あるべき証拠がないものとして不起訴になるのであれば、類似の犯行が社会的に許されるとの間違ったメッセージを拡散し、社会に進出する女性の人権は永久に踏みにじられる」と訴えている。
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