“高齢白タク”3人ついに逮捕 40年間続け…年金なく生活苦
“高齢白タク”3人ついに逮捕 40年間続け…年金なく生活苦
東京・銀座で許可なくタクシー営業(白タク行為)をしたとして、警視庁交通捜査課は21日までに、道路運送法違反の疑いで、東京都杉並区高円寺北の無職、伊藤九市容疑者(84)のほか、79歳と75歳の男の計3人を逮捕した。今年4月の東京・池袋での車両暴走死傷事故以来、運転免許証を自主返納する高齢ドライバーが急増しているが、銀座では高齢者による白タク営業が横行しており、警視庁は取り締まりを強化する。 高齢ドライバーの運転に安全面の不安が高まっている中、夜の銀座で高齢者がハンドルを握る白タクが走り回っている。 伊藤容疑者の他に逮捕されたのは、韓国籍で東京都大田区の無職、金光成(79)、埼玉県鳩山町の無職、木村正(75)の両容疑者。 3人の逮捕容疑は、今年1~9月頃の間、国の許可がないにもかかわらず、銀座から世田谷区、中野区、神奈川県伊勢原市内などに自家用車で複数回、客を有償で送ったとしている。3人とも容疑を認めているという。 交通捜査課によると、伊藤容疑者は、銀座や新橋周辺で約40年間にわたって白タク行為を続けていた。平日夜、正規のタクシー乗り場で乗車を待つ人らに声をかけ、客を集めていた。料金はタクシーより1割程度安く設定。月の売り上げは約30万円に上っていた。動機について、「年金がなく生活が苦しかった」と供述している。 【続きを読む】
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