特攻隊が撃沈した空母「セント・ロー」の映像公開 米調査チームが5月い深海で発見
特攻隊が撃沈した空母「セント・ロー」の映像公開 米調査チームが5月い深海で発見
第2次大戦で沈んだ軍艦の探査をしている米調査チームは24日までに、フィリピン中部レイテ島沖で1944年、日本軍の神風特別攻撃隊による初めての自爆攻撃で沈没した米空母セント・ローの映像を公開した。今年5月、フィリピン海溝の水深4736メートルの場所で発見。真っ暗な深海に沈むひしゃげた船体が、攻撃の激しさを物語っている。 米IT大手マイクロソフト共同創業者の故ポール・アレン氏が設立した財団バルカンのチームが調査を実施した。無人探査船ペトレル号を使ってセント・ローを発見。映像は約11分で、特攻隊機が突入した飛行甲板のほか、むき出しになった骨組みなどを確認できる。ペトレル号のフェイスブックで公開している。 セント・ローはレイテ沖海戦に参加し、輸送船を護衛していた。44年10月25日、関行男海軍大尉=当時(23)=率いる敷島隊の航空機による初の自爆攻撃で沈没した。 特攻隊の初攻撃による戦果は当時、日本国内で大々的に報じられ、関大尉は「軍神」とたたえられた。(共同)
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