【花組】明日海りお、16年間の宝塚人生に別れ「後輩たちに夢の続きを託します」

【花組】明日海りお、16年間の宝塚人生に別れ「後輩たちに夢の続きを託します」
沿道のファンの声援に応える明日海りお【拡大】  宝塚歌劇団花組トップスター、明日海(あすみ)りおが24日、東京・有楽町の東京宝塚劇場で行われた退団公演「A Fairy Tale-青い薔薇の精-」「シャルム!」の千秋楽を迎え、16年間の宝塚人生に別れを告げた。 サヨナラショーを終えた後の記者会見では、自身にとっての宝塚を「すべて」と表現。「夢であこがれ、大好き。つらいこともあった、自分の仕事でもあったいろいろな要素が詰まった場所。明日からは『わが心の故郷』。故郷というのは寂しい。まだ近所といったところ」と卒業の実感が持てない様子だった。 自分自身にかけたい言葉は「宝塚が大好きだったんだね」。宝塚の仲間に向けて、「後輩たちに夢の続きを託します。みんなには宝塚でしかできないことを、今しかできないことを突き詰めていってほしいです」とエールを送った。 男役を卒業後の今後にも注目が集まるが、退団会見の定番である結婚についても質問が飛ぶと「まったくありません」と回答。「とりあえず明日は何も予定は入れていません」と笑わせた。 5年半トップを務め、圧倒的人気を誇った明日海を見ようと劇場外のパレードにはのべ1万人のファンが集まり、退団を惜しんだ。 静岡市出身の明日海は2003年に入団。月組の下級生時代から貴公子のようなさわやかな舞台姿で人気を集め、新人公演に4作連続で主演。12年に月組準トップに就任し、13年に花組へ移り、歌劇団が創立100周年を迎えた14年に花組トップに就任。「エリザベート」「新源氏物語」「ポーの一族」など話題作に主演し、高い演技力で多彩な人物になりきった。15年には台湾公演を成功させ、今年6月にはタカラジェンヌとして初めて横浜アリーナでコンサートを行った。
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